資金繰りが厳しく自殺まで考えた社長が今も戦い続ける理由

こんにちは。
資金繰り・事業再生の専門家、道家健一です。

今回は、資金繰りが厳しく自殺まで考えた社長が今も戦い続ける理由についてお話ししたいと思います。
精神的にも追い詰められた状態から、どうやって自身を奮い立たせ、今も経営改善のために戦い続けているのか。

そこまで追い込まれてしまった要因や、私たちが共に取り組んできたこと、そして、今回ご紹介する社長の生の声も踏まえてお話ししたいと思います。
それでは、早速はじめていきましょう。

ご相談者の概要

今回ご紹介する顧問先は、年商約1.5億円のリフォーム業を営む50代の社長です。
お会いした時から、とても好印象の人懐っこい方で、多くの人に好かれそうな印象を持ったことを覚えています。

業績はと言うと、売上は横這い、4期連続赤字、銀行借入は少額で、むしろ身内からの借入でやりくりしているという状態だったのです。
なぜ銀行から借入があまりないのか?と質問すると、借りなくてもやれる状態だったので借りていなかったが、いざ借りたいと思った時には貸してくれなかったとのこと。

いわゆる、銀行は雨の日に傘を貸してくれないというやつですね。
こうしたケースもよく聞くので、本当に事前準備が大切です。

その当時のご相談内容は、資金繰りをどう廻したらいいか、というものでした。

新規事業を人任せにして失敗

ここに至るまでの経緯も触れておきたいと思います。
当社は設立約20年、元々は壁紙を張る仕事をメインに行っていたのですが、売上は一定量確保されているものの下請であることもあり、それほど儲かりはしないというビジネスでした。

そこで社長は、新たな事業展開として、1年前にリフォーム事業を始めました。
本業とも親和性があるということで始めた事業でしたが、社長自身もわからないことが多々あるため右腕である経験者の社員を責任者として、新たに営業経験者も採用し受注活動から何からを任せる形でスタートします。

しかし、これが見込みとは大きくズレることになってしまったのです。
思ったように仕事を取ってくることができないばかりか、取った仕事では管理の甘さから赤字を垂れ流していきます。

リフォーム事業の責任者の方は、この状況を何とか改善しようと努力もするのですが、逆に鬱状態となってしまい、無断欠勤するようにもなり社内が混乱。
結局は、採用した営業社員の方も退職、責任者の方も休職という形となり、散々な状況になってしまった中、資金繰りも大幅に悪化し、ご相談にいらしたのでした。

社長は大の数字嫌い

こうして弊社でコンサルティングを進めていく形になったわけですが、一番の経営悪化要因は社長が数値管理を大の苦手としているということだとわかってきました。

基本的には、会計業務は友人の税理士に丸投げ状態にしていたのですが、そこに出す資料も整理ができておらず、共有するのも遅いため、期中にはっきりとした業況を掴むことができません。
そんな状態ですから、1つ1つの工事でどれだけ利益が出ているかどうかも把握できていないという状態だったのです。

いうなれば、お金が増えたから儲かっている、減ったから儲かっていない、という世界です。
これでは、正しい意思決定ができるとは思えません。

さらに言えば、税理士も忙しすぎるのか、処理が適当と言わざるを得ませんでした。
このような状況を踏まえ、次のような流れでコンサルティングを進めていきます。

  1. 経営管理体制の強化(正しい数字がすぐに見られる、経営判断が定期的にできる体制作り)
  2. 経営計画を作成して銀行から資金調達を実施
  3. 粗利益率の向上(現場別の粗利管理を実施)

これらを実施していった結果、もともと借入が多くない状態だったこともあり、翌期までには4期連続赤字ながら銀行からの資金調達を実施し、資金繰りが安定化させることに成功しました。
そして、社長が営業に集中できるようになったことも寄与し、売上は昨対比39%増となり、同時黒字転換も果たすことができたのです。

と、ここまではサクセスストーリーと言える話なのですが、この話しには続きがあります・・・。

借りたお金が溶けてなくなる・・

実は、一時休職していたリフォーム事業の責任者の方ですが、仕事が忙しくなってきたこともあり社長はこの方を復帰させるという決断をされました。
昔から知っている方でもあり、何とか社会復帰して欲しいという気持ちが強かったようです。

しかし、メンタル不全はそう簡単なものではなく、残念ながらほどなくして、無断欠勤が起き、連絡も取りづらくなり、さらには大きな現場でミスが出て大赤字が出てしまいます。
しかも、この仕事がリフォーム工事を紹介をしてくれる実質的なメイン得意先であったため、受注量も一気に減少してしまったのです。

当然、次の期の決算は大赤字、借入した融資は全て溶けてなくなりました。
後から聞いた話ですが、この時ばかりは、社長も死ぬことすら考えていたのだとか・・・。

社長が戦う理由

ではなぜ、そこまで精神的にも資金繰り的にも追い込まれながら、再び立ち上がって経営に取り組むことができたのでしょうか?
打合せにも常に前向きに参加し、共に考えた経営改善策を愚直に取り組むことができたのでしょうか?

ある日、社長と飲みながら、死ぬことまで考えていたことを聞かされた私は、驚きをもって、これを本人に直接聞いてみました。
すると、次のような答えが返ってきたのです。

1.私たちの存在

社長:「1つは、道家さんの存在です。ガードを下げて殴られっぱなしの時に、敵も足にきていると気付かせてくれ、ガードを上げろ、ジャブを出せ、まだ戦えると勇気づけてくれる。セコンドのような、私にとっては唯一無二の存在ですよ。だからファイティングポーズを取れたんだと思います。
どん底になっても、諦めずに、色々な気付きを与えてくれました。」

2.子供たちに強い父親の背中を見せ続けたい

社長:「それからもう1つは、子供たちに強い父親の背中を見せ続けたいと思ったからです。
ある朝、子供から「大変そうだけど負けるなよ。俺も頑張るから。」
そう声を掛けられたことがあったんです。
相当精神的にきていたんでしょうね。子供にも見透かされたというか・・・。
その時に、「学校まで車で送ってやるよ」と言うと、「いいよ。トレーニングも兼ねて走っていく」
そう言って、重いかばんを背負って30分くらいかけて走っていったんですよね。
その時の子供の背中を見て、改めて思ったんです。
子供たちには強い父親の背中を見せ続けなきゃダメだなと。」

1つ目の理由は私も素直にうれしかったですが、2つ目の理由こそが、社長が戦い続けられる、
再び立ち上がれた本当の理由なのだと思います。

子供は、そもそも親の背中を見て育つ部分が大いにあると思うのですが、社長は子供の背中を通じて、自分が従来子供に見せてきた姿、本来の自分の姿を取り戻せたのではないかと思います。

まとめ

今回お伝えしたかったのは、戦う理由が明確な人ほど強い、何度でも立ち上がるということです。
理由は人によって様々ですし、それは何でもいいと思います。しかし、心の底から強く思えるものであってほしいと思うのです。

そうしたものが明確にあれば、その願望は、現実化するために強く自分を動機づけ、自分を行動させることにつながっていくと思うのです。

経営状況が厳しければ厳しいほど、

  • 厳しい状況でも戦い続ける理由
  • あなたがその事業をしている理由

を是非考えてみていただきたいと思います。
そうしていったその先に、もしかしたら、今とは違う未来が拓けるのかもしれません。

もし、経営の悩みや資金繰りのことなどで誰かに相談してみたい、そんな時があれば、弊社の「無料面談相談」をご利用ください。
もしかしたら、何かのお役に立てるかもしれません。
詳しくは、下にある赤いボタンを押して相談を申込んでください。

まだまだ大変な状況が続いている方が多いと思いますが、一緒にがんばっていきましょう。応援しています。

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