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事業再生コンサルタントを選ぶ際の注意点
敬遠したいコンサルタントと歓迎したいコンサルタントを、それぞれ3タイプずつ挙げてみました。
もちろん、これ以外にもいろいろな視点があると思いますが、ご参考になれば幸いです。
ちなみにリンクソートコンサルティングは歓迎したいコンサルタントになるべく、常に努力を心掛けています。


人の話を聞かないタイプ
コンサルタントは医師に似ていると思います。わたしたちは何か重い病気になった時、病院を選ぶのではなく、医師を選びますよね。どんなに有名で腕のよい外科部長がいても、担当医が頼りなければ手術は上手くいきません。コンサルタントも同じです。担当してくれるコンサルタントが良くなければ無意味です。では、それをどこで見分けるか。まず「患者の話をよく聞かない医師はやぶ医者の可能性が高い」ということが言えます。じっくりクライアントの言うことを聞かない一方通行のコンサルタントはあまり期待できません。
何でもできると豪語するタイプ
コンサルタントといっても経営コンサル、技術コンサル、環境コンサルなど多種多彩です。わたしたちのような企業再生コンサルもいます。コンサルタントはいわばその分野の専門家です。にもかかわらずすべての業種業態に通じ、どのような分野でもサポートできるように豪語している人もたまに見かけます。これはその分野に詳しいパートナーを連れてチームで入るか、単に仕事が欲しい営業トークか、どちらかのケースが多いようです。「何でもできる」と言うコンサルタントは、ひとりでは大事なことが何もできない可能性が高いのです。
大手のデメリットが見え隠れするタイプ
電気製品などを買う時は大手メーカーのものを選べば、とりあえず安心かもしれません。その習慣があるのでしょうか、コンサルティングを必要とした時に、つい業界大手の事務所に相談してしまう社長も多いようです。しかし、何度も言うようにコンサルティングは人がキモです。その大手の担当者は最後まで一緒に戦ってくれるでしょうか。また、社員教育が充実しているがゆえに、専門用語や横文字を並べて難しいことばかり話していないでしょうか。最悪の場合は解決を無理やり引き延ばしてコンサルティング期間を長く設定していないでしょうか。そうです、大手なら理想的なコンサルタントが来るはずだというのは妄想に過ぎません。
きちんと準備してくるコンサルタント
コンサルタントが会社を訪問する日、書類や資料をきちんと準備してくるのは、あたりまえといえばあたりまえなのですが、やはりありがたいものです。会議で使うレジュメのようなものを用意し、きょう何をするのか目的とゴールを定め、そのためにどういう情報があって、他にどういう情報が欲しいか等が整理されていると理解が深まります。話を効率的に進めるために、事前に情報を共有するなどの努力もしてくれる、そういうコンサルタントは話の内容もきっと濃いはずです。
ワーストケースから逆算しているコンサルタント
経営や企業再生などのコンサルティングであれば、ワーストケース(最悪の事態)を想定し、そこから対処法などを考えてくれるコンサルタントが安心できます。たとえば経営者は資金繰りがひっ迫して倒産するというだけでなく、債権者から訴訟を起こされるなどのあらゆるケースを想定し、それに備えなければなりません。漠然と備えるのではなく、ここまでくればこうなるといった綿密なリスクヘッジができるコンサルタントは有能だといえるでしょう。
スピード感のあるコンサルタント
クライアント企業の社長は切羽詰まった状況になっていることが多いので、基本的にスピード感があります。そのスピード感にマッチした仕事のできるコンサルタントは歓迎すべきコンサルタントだといえるでしょう。しかし、優れたコンサルタントほど忙しいというのも事実で、なかなか理想の人に出会えないという難点もあります。いつもクライアントと同じ目線に立ち、親身になって課題をスピーディーに解決してくれるコンサルタントを探したいものです。